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当協会の運営につきまして、日頃格別の御理解と御協力を賜り、厚くお礼申し上げます。
当協会は「サラダボウルSAITAMA」を協会のビジョンとして掲げ、埼玉に暮らす、つながる、根を張る、関わるすべての人が、国籍や文化を超えて持てる力を思いのままに発揮できる環境をつくることで、いろどり豊かな社会の実現を目指しています。
言語や文化の違いを超えて活動するNGOが出展し、多くの方が来場する大規模な国際交流イベントである国際フェアでは、多くの県民の方に国際交流、多文化共生を身近に感じていただいております。
未来の日本を担うチャレンジ精神旺盛で世界で活躍できる「グローバル人材」の育成を目指し、若者の海外留学を後押しする奨学金支給事業では、多くの若者を世界に送り出しております。
一方、埼玉県の在留外国人数は令和6年6月末に過去最高の24万9,327人を記録し、県民の約29人に1人が外国人という状況になっています。言語や文化の違いから生活の様々な面で課題を抱える外国人住民への支援がこれまで以上に求められるとともに、県民の国際理解を広げ、異なる文化的背景を持つ住民の共生の推進を図る必要があります。
さらに、当協会事業における利用者・参加者の利便性向上や、事業の効果的な運営による経営の効率化・省力化を進めるために、DXをさらに推進し、持続可能な協会運営を実現しなければならないと考えております。
当協会は、こうした多様な課題を解決し、埼玉県に暮らすすべての人がそれぞれの力を発揮して活躍できる社会を実現するため、今後も職員一丸となって邁進してまいります。
令和7年3月 公益財団法人埼玉県国際交流協会 理事長 鷺坂 長美 |