更新日: 2015/02/19
協会では、通訳・翻訳ボランティア向けの講座として、毎年入門講座とレベルアップ講座を開催しています。
今年度のレベルアップ講座は、協会主催の法律相談で昨年最も相談が多かったDVをテーマに開催しました(入門講座は9月に終了)。
DVに関わる相談は、加害者から避難しなければいけない、離婚したいが怖くて言えないなど、法的な支援が必要なケースが多く、通訳者も専門的な知識が必要となります。
そこで講座では、DVについての法的知識や、対応するときに気をつけることなどの講義に加えて、事前にDV支援で必要だと思われる言葉などの下調べをしていただいた上で、ロールプレイに参加していただきました。
■日 時:平成27年1月29日(木) 10:00~16:00
■場 所:県浦和合同庁舎 5階 第5会議室
■ 参加者:34人(英語17人、中国語11人、スペイン語5人、韓国・朝鮮語1人)
※ちらしはこちら (PDFファイル315KB)
・今回はロールプレイを通じて、たくさんのことを学ぶことができました。自分の知識不足の部分をこれからの勉強で補っていきたいと思います。(30代 女性) |
・仕事でもDV支援に携わっているので下調べをあまりしませんでしたが、やはり下調べはしていくべきと感じました。(40代 女性) |
・ボランティアとはいえ、こちら側も準備などやるべきことをして責任を持って通訳をしなければいけないと思った。ロールプレイでは他の参加者の方々や、弁護士、被害者役(ネイティブスピーカー)の方々のコメントがとても参考になった。(40代 女性) |
埼玉弁護士会の坂下弁護士。DV被害者を守るための法律などについて説明していただきました。 |
ロールプレイが終わって、相談者役のネイティブスピーカーからアドバイスを受けている受講者。 |
ロールプレイ終了後に、弁護士役(経験の多い通訳ボランティア)とネイティブスピーカーが全体にシェアしたいことなどを発表しました。 写真は中国出身の受講者が感想を話しているところ。 |